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  • お布施・・・2015/12/18 at 6:09 PM

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    先日開催されたエンディング産業展2015の会場で携帯のニュースを見ていたところ、ネット通販大手のアマゾンがお坊さんの紹介を始めるとのビッグニュースが配信されました。イベント当日を狙っての発表ではないでしょうが会場のあちこちで皆さんそのタイムリーな記事を見ていました。ついに時代はここまで来ましたね。全国どこでも対応可能、1供養35000円のお布施、カード決済可能と、現代のニーズにピッタリあてはめてのスタートです。

     佐原霊園でも各宗派のご住職にお越しいただき法要等行っていますが、事前にお客様にはお布施の金額を明記した用紙を渡して金額を確認していただいております。これは弊社だけでなく、民間の霊園であればどこでも同様です。アマゾンはこれをネット上で行う訳ですね。もちろん賛否両論で、全日本仏教界の担当者は『私どもはずっとお布施を明確に金額に表わしてはいけないと主張し続けています。法要や葬儀で僧侶がお経を読む行為は営利目的ではない。これでは結婚式の司会者を手配するのと変わらない。私は一僧侶として疑問を感じます』とのコメントを出しています。しかし今の世の中、明確に金額がわからないのは『回らない寿司とお布施だけ』と言われるくらい全てにおいて価格が明確になっています。一般庶民からすればお布施とは『相場』がわからないものであり、金銭的に余裕の無い方は頼み辛い訳です。アマゾンはそこをついてきました。『カード決済では僧侶に対する謝意が薄れる』とも言われていますが果たしてそうでしょうか。他の商品は今や全てカードで支払えるのに、領収書無しの現金払いを求めるのは猶更葬家を疑心暗鬼にさせるだけではないでしょうか。アマゾンのこの試みは、世の中の人々がお寺や読経に対して、支払う対価が適正であるかどうかをどう判断しているか明確に答えとして現すものとなるでしょう。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     インターネット通販大手・amazonで12月8日、ついに「お坊さん」までがそのラインアップに加わり、ワンクリックで注文、「お布施」はクレジットカードで決済できるようになった。「お坊さん便」は四十九日や一周忌といった法事(法要)の際に、読経を行なう僧侶の手配サービスだ。料金は、自宅など手配先への訪問のみなら3万5000円。全国どこでも手配が可能だという。

     神奈川県在住・64歳の利用者男性は「地方出身者で菩提寺がない、お坊さんとの個人的な付き合いもない人には、利用価値はあると思いました」と語る。さらに、メリットを感じているのは遺族だけではないようだ。都内に住む30代の僧侶がいう。

    「僧侶の仕事は確実に減ってきています。お寺は檀家さんのお布施で成り立っているのですが、派手な葬儀は姿を消し、急速に簡素化が進んでいる。地方では墓の面倒が見られないという理由で“墓じまい”をして寺を離れる檀家も増えてきました。特に私のように寺を持たない“マンション坊主”にとって、このサービスで仕事が入るのはありがたいことです」

    「お坊さん便」がamazonに出品された日、利用者からの問い合わせが殺到したという。

    「それ以上に多かったのが僧侶からの“登録したい”という電話。これは予想外でした」(「お坊さん便」を運営する「みんれび」取締役副社長の秋田将志氏)

     しかし、仏教界からは、「宗教をビジネス化している」という批判的な意見もあがっている。主要宗派が加盟している全日本仏教会の広報担当者が言う。

    「私どもはずっと“お布施を明確に金額に表わしてはいけない”と主張し続けています。法要や葬儀で僧侶がお経を読む行為は営利目的ではない。これでは結婚式の司会者を手配するのと変わらない。私は一僧侶として疑問を感じます」

     浄土真宗の僧侶でNPO法人永代供養推進協会代表理事の小原崇裕氏もこう話す。

    「僧侶は『物』ではありません。利用者は手配される僧侶の質のチェックも十分にできないだろうし、法要が形骸化しないか危惧しています」

     他にも、「クレジットカード決済では僧侶に対する謝意が薄れる」という指摘もある。“ネットで買う”という行為自体に、宗教界では強い抵抗感があるようだ。前出の秋田氏が言う。

    「株式会社ですので利益は追求していますが、菩提寺がなく困っている方などには、間違いなく必要なサービスです。批判には、我々のようなベンチャー企業に対する冷ややかな目も関係していると思います。私たちは近い将来のIPO(株式公開)を目指しています。しっかりと公開している企業であれば、より多くの人に選択肢として認知していただけるようになると思います」

     日本人の死生観は新サービスを受け入れるか──。

    ※週刊ポスト2015年12月25日号